探究特進科

令和4年度4月に、羽水高等学校探究特進科が開学科しました。
 探究特進科は『専門学科』であり、「国語」などの一般教科・科目の他に「理数」「英語」といった専門教科・科目(文系コースは25~26単位、理系コースは48単位)を履修し修得します。また、学習内容をさらに深めるために魅力ある本校独自の学校設定科目(文系29単位、理系17単位)を設けており、生徒一人ひとりの目指す進路に応じた多様な教科・科目選択ができます。
 「高度な授業」と「探究活動」を両輪に、高い志と質の高い学力を有する生徒を育成し、大阪大学、金沢大学等の国公立大学や関関同立等の私立大学といった、より高い進学目標の実現を目指す学科です。

探究特進科の教育について

年間33単位の2学期制単位制カリキュラム

 令和4年度入学生より、カリキュラムが大幅に変わりました。1つは、3学期制から2学期制への移行です。併せて、進学型単位制へ移行します。これにより、前期と後期で異なる科目を履修し修得することで、個々の生徒の進路実現に対応した科目選択が可能となります。
 下記は、探究特進科の第1学年(左表)と第3学年(右表)の1週間の時間割(イメージ)です。月曜日1校時から金曜日5校時までが、正規の33単位の授業となります。
第1学年時間割(探究特進科)
1年 一週間の時間割
第3学年時間割(探究特進科)
3年理系 一週間の時間割

学びをデザインするASU

令和4年度入学生よりカリキュラムが大幅に変更されることで、毎週金曜日の6校時と7校時に『ASU』(After School Usui)が生まれました。 この時間は、生徒がセルフデザインした学びを実践する時間と空間です。 例えば、「教養講座」で、地元福井の文化歴史、伝統工芸、地元企業、ハイテク産業の素晴らしさを体験したり、 「発展講座」で、思考問題や難易度の高い入試問題に取り組んだり、「学び直し講座」では、苦手分野や科目の克服できます。 また、「自主学習講座」では、宿題をしたり、予習をしたり、学習アプリで先取り学習をしたりできます。
ASU

地域に提案するPBLとSTEAM

本校では、プロジェクト学習(Project Based Learning)に力を入れて、生徒の潜在能力を引き出しています。 身の回りの地域に関連した内容の課題設定や問題解決に取り組むことがその特徴です。 本校では「地域に提案!」という大きなテーマのもと、チーム(3〜4人)ごとに自分たちの地域社会が抱える課題を調査したり、その解決を目指したりします。 例えば、中心市街地活性化、女性活躍・子育て、防災・災害など8つのテーマがあります。

 STEAMとは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの英単語の頭文字を組み合わせた用語です。理数教育に創造性教育を加えた教育理念で 「知る(探究)」と「つくる(創造)」のサイクルを生み出す領域横断的な学びにより、新たな発見を生み出すワクワク感が魅力です。

文理混合クラス

探究特進科は2年生以降、1クラスの中で文系の生徒と理系の生徒が混在した文理混合クラスになります。 多くの教科で教室を分けて授業を行いますが、クラス内で多様な考えや価値観を持った生徒が集まり、互いに刺激を与え、高め合うことができます。 担任も二人体制なので、文理それぞれで進路サポートができます。

∞の学び探究ルーム

PBLや授業で探究的な活動や放課後の自主的な活動などに使用し、生徒自身が議論を深めたり発信できる部屋です。本年度(令和3年度)中に完成の予定です。

 壁一面や移動式ホワイトボードと複数のプロジェクター、自由にレイアウトできる机と椅子で活動したり議論を深める。 また、WIFIとマイク・スピーカーなどを備え、外部とオンラインで協働したり、校内外の方を迎えて発信できるように計画しています。探究的な活動の拠点となる部屋が誕生します。
∞の学び探究ルーム

海外研修でグローバルスタディー

探究特進科では、修学旅行はありませんが、探究学習の大きな行事として、東南アジア周辺国で4泊5日の海外研修を実施する予定です。 現地での異文化体験だけでなく、現地の企業や研究機関を訪問したり、 姉妹校などで交流のある高校生や大学生に探究学習の成果を英語で発表したりするなど、探究学習をより深めるための活動を実施します。

探究特進科の進学指導

難関国公立大学・私立大学などへの合格を目標とし、1年次より様々なプログラムを準備しています。 例えば、「大学探究プログラム」、「親子による進路学習会」、「予備校講師による特別講座」等です。 また、2年生の夏休みには、「大学訪問」を行い大学見学や卒業生との交流会なども計画しています。 さらに、「ハイレベル模試」にもチャレンジするなど、前述のASUの時間等も有効に活用しながら、高い目標をサポートするための行事を行います。
進路図
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